そう 乾いた空に
映した飛行機雲に
今 風が吹きつけ
かじかんだ手 握っていた
ふりそそいだパノラマ
僕らはその蒼に
滲んでいく 沈んでく
たゆたう陽の光に
僕ら二人の手かざして
歩き出した
ゆるやかな坂道
くだった自転車の影
見上げた空にはまた
飛行機雲が
つかみそこねた手
かざしても まだいつか いつの日か
聞こえた 君の声が
空に浮かんでは消えていく蜃気楼