色のない世界に日がさす
奇跡は儚い白昼夢
叶わない永遠だけを
ただ願わずにいられない
名前も知らない 気持ちを隠した
優しいふりして 傷ついただけ
逸らした視線が 映した空には
見透かしたように 白い月
胸を 打つ鼓動は
何もかもを 塗りつぶしていく
ひとつ ふたつ 時は過ぎて
同じ場所で空回る
全て 全て 吐き出したくなる
五月雨に揺れるあじさいの
つたう雫は涙に似て
微笑んで手を振る君に
さよならさえ言えないままで
水たまりを蹴る 雨上がりの下
無邪気な言葉に 戸惑いだらけ
怯えた心に 不安がかすめる
嘘と真実の 表うら
つきまとう孤独に
伸ばした手は ただ空をつかむ
欲しいものは変わりもせず
届きそうで届かない
何も 何も 他にはいらない
茜さす空に架かる虹
見上げて馳せる記憶はまだ
もう二度と戻りはしない
あの日にとらわれてたままで