あの日あなたといった本屋 いつしかコンビニになっていた
待ちぼうけくらったカレー屋 今でもジャガイモついていた
あなたは本の虫で 私はあなたのヒモ
四畳半のふたりの部屋は 本で埋め尽くされていて
あなたは幸せそうだったけど 私は床が抜ける心配ばかり
ああ、神保町、ふたりがいた青春 ああ、神保町、セピア色の青い日々
2章♪
北を向いてる本屋さん ふたりの部屋の窓ひび割れ
やっぱり北向きで吹雪に 覆われ白く凍りついていた
ストーブ、赤く灯り アパート、音が消えて
四畳半のかまくらの中 北枕を気にしないで
眠るあなたを朝まで見つめ 幸せな夢、思い描き続けた
ああ、神保町、ふたりの春は遠く ああ、神保町、セピア色の白い窓
3章♪
あなた結んでくれた髪 寝る時ほどきたくなかったの
長い髪夏は暑くて うなじに汗が玉と光る
短くすればいいよ あなたはそういったわね
四畳半はサウナだったけど 音だけの打ち上げ花火
優しく私の髪を撫ぜた あなたの手で指で結んでほしくて
ああ、神保町、私、切らなかったの ああ、神保町、セピア 色のあいのかぜ
