作词 : Junia Brutus
作曲 : Junia Brutus
昔 言葉は とても重くて
胸にしまうと 歩けなかった
だから
空には 鳥がいた
代わりに 鳴いてくれる鳥が
夕焼けのキッチン
コップの水が 揺れた
僕と君の間に
白い影が 降りてくる
硝子みたいな声で
鳥は ひとつだけ
ごめんね と
鳴いた
誰も 俯かなかった
それでいいと
教わってきた
問い返さないこと
近づきすぎないこと
羽音が
沈黙を 包んで
僕らは 何も失わずに
終わらせた
飛んでゆけ
謝る鳥よ
僕の代わりに
空を汚して
高く
もっと高く
届かない場所へ
ここでは
まだ
優しくなれないから
ある日
窓を開けても
鳥は 来なかった
風だけが
名前のないまま
部屋を 通り抜けた
言葉は
喉の奥で
また 重さを取り戻して
帰ってこない
君がいないと
声が出ない
膝をつくことも
目を見ることも
今さら できなくて
それでも
呼吸は
続いてしまう
本当は
僕が言うはずだった
壊れてもいい声で
地面に
触れるほど
低いところで
飛ばないで
行かないで
ここに
残して
傷つく順番を
僕に
返して
鳥のいない空は
信じられないほど
青くて
椅子は
もう
冷たかった
今さら
君の名前を