私たちが思うよりもこの世界は優しくないから
せめて私くらいはあなたのそばにいたかったんだ
ザラついた手触りの言葉であなたのこと汚した私は
妙に目にしみる茜色に縫い付けられたままで
動けないままで
きつく抱きしめてくしゃくしゃになった
あなたの孤独を見つけたのに
もう傷つける場所もないあなたの心臓が
切なくなるくらい柔らかく音を立てて
酷く膿んだ傷を押さえながら
それでもあなたは笑っていたのでしょう
それがどうしようもなく嫌なのです
せめて私の前では泣いて欲しいのに