《砂金》 黑木渚
誰の言いなりか 歯向かいもせず
砂をすくっては ふるいに掛け
川の水の冷たさに 指の感覚は失われ
割れるような耳鳴り
もう駄目だ もうお終い 命さえ捨てましょう
溺れる事すら許さぬ 浅瀬にうずくまる
川底に光る一粒の砂金
あなたの瞳に望みは無くとも救い出してあげよう
あの砂金が私を蘇らせた様に
砂金よ流れて渚へおいで
広く広大なこの場所では
誰もが自由だ