自滅を繰り返す時代 残る街
退廃に焦付いた壁 Dystopian
悪くない そんなに悪くない
争いの焔(ひ)が 灯台(めじるし)になる
この船はもう間も無く 港へ着く
大人も 子供も さぁ乗りな
この船は落とされた 人魂(ひとだま)掻き集め
逝くべき場所へ 海を漕ぐ
夜明けを避けるように 錨上げて
沈む船 暗く深く潜れ Dystopian
悪くはない それほど悪くはない
こちらとあちら 繋ぐ箱舟
この船はもう少しで 出口へ着く
長らく 待たせた 終(つい)の果て
この船の舵を取る私は 檻の外
『天使』『悪魔』『人間(ひと)』では ない
その1日の終わりに 1便だけ
街から消えた者を 迎えに来る
争いも憎しみも天命も 何も関わらないところ
飛び降りた私は ただ船を漕ぐ
こちらにもあちらにも 降り立つことはない
その船は港へと逝く 何度でも