
作词 : かぼちゃ
作曲 : かぼちゃ
かつて人形師が愛娘(むすめ)の屍骸(むくろ)で作り上げたと云う
幼い頃に箱で眠る「それ」と出会ってから
生きた女より美しい紛い物
硝子細工の瞳(め)が牢のように私を囚えた
ずっと私を呼ぶ幻聴(こえ)が聞こえる ―ここへいらして 可愛い人
逃れようにも誰も愛せない ―人形遊びに耽りましょう
人間(ひと)で満たせぬこの渇きを ―球体関節 凍てつく肌に
甘く嘲笑(わら)う「私に触れて」 ―劣情燈し さぁ、私に触れて
夫は優しく良くしてくれていた 余所余所しいほどに
私を通して別の女を見てる予感がして
ある夜 忍ぶ彼の跡を付け 部屋を覗き
硝子細工の瞳(め)と目が合い 嘲笑(わら)った気がした
「それ」が私でなく ―ここへいらして 可愛い人
私が「それ」の代わりなのと ―人形遊びに耽りましょう
気づいて泣いた ―球体関節
私が「それ」になれたら ―凍てつく肌に
二人愛し合えた?「私に触れて」 ―劣情燈し さぁ、私に触れて
ずっと私を呼ぶ幻聴(こえ)が聞こえる ―出来心か 悪戯か
逃れようにも誰も愛せない ―人形に代わり箱で眠る
迷いを断て 斧振り上げ ―彼が蓋を開けたなら
幻聴(こえ)を止めろ! ―手を伸ばして さぁ、私に触れて
嗚呼 何度となく振り下ろした
幻覚(まぼろし)のはずの血に咽んで
振り返れば 今、目の前で
壊したはずの「それ」が嘲笑(わら)った
―ここへいらして 可愛い玩具
―人形遊びに耽りましょう
―真っ赤なお化粧とても似合うわ
―操られて さぁ、私に触れて