君の面影はもう
夏の逃げ水の中に
忘れ難きあの声は
通り雨に流された
心残りのあの日
笑って誤魔化していた
僕は強くなれたのか
僕ら強くなれたのか
有刺鉄線の巻き付いた
青空に興味はないけれど
いつもどこかで夢見ていた
新しい場所ここじゃない場所
明日への道標など
今の僕に必要ない
戦ぐ風が識っている
生きている限り闘うだけ
秋の落葉の中に
虫の音色に溶けていく
黙って誤魔化していた
君は強くなれたのか
きっと強くなれるだろう
十二階建てのビルの上
生命を燃やしていた
いつもここで眺あていた
退屈な日々蹴っ飛ばしながら
生きている限り