どうか.
夜よ.
明けないでくれ.
等しく.
独りな.
この時のまま.
しばらく.
いさせてくれ.
願えど.
空白む.
午前五時.
桜の花に 群がある人に.
名も無き花は 踏み潰きれた.
「どれもみんな綺麗だ」なんで.
上から目線でよく言うよ..
何もかもに値段が付く街で
アイデンティティさえも値踏みされ.
うなだれる僕らを置いて今日も.
一日が終わってく.
金も銀も.
銅も鉛も.
稀代の名画も.
多数の駄作も.
夜の闇は.
すべてを.
黒く染める.
こんな僕も少しだけ.
この暗がりの中で.
僕の色を.
許せるんだ.
だから.
薄暗い.
時は過ぎて.
また今日も変わらずに朝が来て.
僕の色を暴いていく.
光が町で彩って.
新しい一日が始まってく.